キャプチャーソフトとは静止画の保存だけでなく動画として保存したり編集したりすることもできるソフトウェアです。
便利なキャプチャーソフトには有料のものもあれば無料のものもあり、各ソフトでできることもさまざまです。有料のソフトは動画や画像を編集したり、作成したりと、機能が備わっているので、動画配信などする人に便利です。またゲーム実況に対応しているソフトもあるので、幅広い使い方ができるソフトといえます。
※キャプチャーはスクリーンショットとも呼ばれます。Windowsの初期設定では、PriScキーを使えば簡単に静止画のキャプチャーが可能です。また、AltとPrtScでアクティブウィンドウ(最も前にある画面のこと)をキャプチャーや保存ができます。
キャプチャーソフトのメリット
キャプチャーソフトのメリットは、マイクに対応して画面内の音声も録音できることです。キャプチャーソフトではパソコンの画面を収録できるのはもちろん、中にはマイクに対応して自由に音声入力先を選べるものもあります。通常のパソコンに入っているキャプチャー機能では音声入力ができないことがあるため、キャプチャーソフトを使うことで配信がやりやすくなります。
キャプチャーソフトの選び方
キャプチャーソフトを選ぶときにまずチェックしたいのが無料か有料化といった料金体系。加えて、使用するデバイスのスペックに合った画質、指定領域機能、マイク音声キャプチャーなどの機能面にも着目してみましょう。ここから選び方のポイントを解説するのでチェックしてみてください。
料金体形|目的に合わせるのがポイント
キャプチャーソフトには有料のもの、無料のものがあります。有料のなかでも料金体系がそれぞれ違うため、目的に合わせて選ぶことが大切です。お試しで使ってみたいのか、または配信やゲーム実況など特定の目的があって機能性重視なのかなど、料金に着目した選び方のポイントをご紹介します。
▼無料版:お試しや趣味で使用するなら◎
自分が楽しむためにキャプチャーソフトを購入したいと思う方や、有料のキャプチャーソフトを購入する前にお試ししてみたい方は無料ソフトがおすすめです。シンプルにデスクトップ画面をキャプチャーして保存したい方には無料ソフトで十分ですし、ソフトのロゴや宣伝が入っても気にならないという方は無料ソフトでもかなり楽しめます。
ただロゴなどが入ってしまうということはキャプチャーしたものを配信したい方には不向きです。使えない機能などもありますが、お試し利用、自分が楽しむための利用なら無料版がいいでしょう。
▼有料版:ネット配信やゲーム実況に最適
動画を撮影したい人やゲーム画面を撮影したいときには機能が揃った有料ソフトがおすすめです。YouTubeやニコニコ動画などでゲーム配信などの活動をしたい方は、広告やロゴ無し、機能も充実している有料ソフトを選びましょう。有料のキャプチャーソフトには以下のメリットがあります。
【メリット】
- ゲーム画面をいくつかの形式で(AVI形式など)キャプチャできる
- 編集機能が多彩できれいな動画ができる
- パソコンへの負荷が少ないタイプがある
- 録画タイマーなどの機能がついているタイプもある
- Youtubeにエンコードせずアップロードできるタイプもある
画質|使用するデバイスのスペックにも注目
有料キャプチャーソフトを選ぶときには、解像度や機能を理解しておくことも重要です。ソフトによって高解像度に対応しているものもあるものの、その場合、自身のネット環境などの確認が必要。また、使用するパソコンのスペックに合わせるのもポイントです。ここから詳しく解説していきます。
▼解像度:表示させたいデバイスに合わせる
キャプチャーソフトは利用している機器の解像度に合わせる必要があります。4Kなら4K対応、フルHDならフルHD対応を選びましょう。もともと動画配信に沿ったキャプチャーソフトの有料ソフトなら、投稿しやすい解像度に設定してあるものや、解像度を自由に設定できるタイプなどがあります。動画投稿をしたい方は自由設定のソフトの方が幅広く編集できるためおすすめです。
※アップロード容量が制限されている動画投稿サイトの場合、高解像度の意味がなくなる可能性があります。また利用しているネット回線速度についても確認が必要で、通信速度が遅いと停止してしまうこともあるため注意しましょう。自身の環境を確認することをおすすめします。
▼DirectX:快適な動作環境で録画したい方向け
3Dゲームなどを楽しんでいる方で、有料キャプチャーソフトを利用したい方は、「DirectX」対応のソフトがおすすめです。現在、12まで配信されている「DirectX」はマルチコアCPUに対応しています。(マルチコアCPUとは、CPU内部にある命令を実行するコアが複数あるもののこと)
DierctXは3Dゲームのグラフィックスなどを利用したゲーム開発に使われています。ほとんどのキャプチャーソフトはDirectXに対応していますが、購入の際は念のため確認しておくことをおすすめします。
指定領域機能|画面の一部をキャプチャーしたい場合に便利
指定領域機能というのは、画面を全部、フルスクリーンで録画するのではなく、表示画面の一部だけなど録画サイズを指定するものです。この指定領域機能付きのキャプチャーソフトのほうがより幅広い編集ができます。
キャプチャーソフトの中にはフルスクリーン録画や静止画のみ対応で、指定領域機能を持っていないものもあるため、指定可能かどうかも確認しておくほうがいいでしょう。
マイク音声キャプチャー|ゲーム実況には必須の機能
ゲームの実況中継で臨場感を与えてくれるのが「声」です。ゲーム中の声や実況の声が入ることで、視聴者によりわかりやすくゲーム内容を届けることができます。そのため、キャプチャーソフトは有料でも無料でも、マイク音声キャプチャー対応かどうか、これも確認が必要です。
通常、Windowsのマイク設定をしていることで音声も動画も一緒にキャプチャーしてくれますが、マイク音声に関してもチェックしておくほうがいいでしょう。
キャプチャーソフト【有料版】のおすすめランキング4選
キャプチャーソフトも有料ソフトになるとできることがぐっと広がります。動画配信をサクサクこなしたい方、ゲーム録画や実況中継をしたい方などは自由に編集できる有料のキャプチャーソフトがおすすめです。ここからは有料キャプチャーソフトの中でも人気のソフトをランキング形式で紹介します。